憧れの!ます寿しづくり体験記

2025.07.23

富山市安野屋にある老舗ます寿し店「吉田屋鱒寿し本舗」では、本格的なます寿しの手作り体験が行われています。今回「どうしても自分の手で作ったます寿しが食べたい!」と思い立ち、すしのまち とやま担当のTとMが願望(欲望?)を果たすべく、吉田屋さんの 「ますの寿し手作り体験」に挑戦しました!

まずは3代目店主の吉田正寿さんより、本日の流れを説明いただきます。製造工場の紹介、ます寿し作りの手順、そしていよいよ体験へ…。

笹立ては、美しさが命。

まずは容器の中に、7〜8枚の笹を立てていく作業からスタート。どこから見ても均整が取れているのが理想だそう。

「Mさんの手並みは売り物レベル!」と、吉田さんに太鼓判をいただきました!

パズルのように隙間なくマスを敷く。

吉田屋さんのます寿しは“逆さ製法”で作られています。蓋を開いたときにマスが上にくるよう、先にマスの身を容器に敷き詰めていきます。

T「パズルのように隙間なく手で身をちぎりながら美しく配置していく作業は私の性格に合っていますね」

手を柔軟に使い、酢飯を詰める。

次はマスの上から酢飯を詰める作業です。米を指先でほぐしながら、手のひら全体で“フラットに押し込む”のがコツ。吉田さん「お二人とも、だいぶいいがに(良い感じに)なってますね!」とお褒めの言葉をいただき、思わずニンマリ。

技が光る、伝統的な梱包作業。

いよいよ最終工程に突入です。笹を折りたたんで蓋をしたのち、乾燥防止のビニールを“かつら”でしっかり留め、5キロの重しを5分間のせておきます。

最後は昔ながらの機械を使い竹とゴムでしっかり固定。

(吉田さんが)パッケージを紐でささっと締めて完成です! この独特な包装法がます寿しならではの味づくりを支えています。

体験を終えてみて。

T「竹の位置やゴムを使った作業が難しかったです。マスとお米がキラキラしていて、早く食べたい気持ちでいっぱいです!」
M「マスを敷き詰めるのはパズルセンスが必要な工程でした。梱包まで体験でき、本当に楽しかった!」

吉田さん「お二人とも筋がとても良かった!ぜひ明日からうちで働いてください!(笑)」

吉田屋鱒寿し本舗さん、楽しい体験をありがとうございました!

吉田屋鱒寿し本舗
富山市安野屋2-6-6
076-421-6383
https://masunosusi.com/experience/

開催日: 基本営業日の13:30〜 ※日曜、祝日は10:30〜
繁忙期などはお断りする場合があるためお電話でお問い合わせください。
体験費用: 1セット/3,500円(二人目以降の参加は➕990円)
持ち物: マスク、エプロン、三角巾(シャワーキャップ可)
参加条件: 1グループ2名様より申し込みください
対象年齢: 10歳以上(小学生は親の同伴必須)

富山市観光協会