はじめての富山市観光で押さえておきたい10のこと
富山市には、アートや建築が楽しめる美術館、城下町の歴史・文化を感じるスポット、季節ごとの絶景やイベント、地元で愛されるご当地グルメまで、多彩な見どころが集まっています。定番の観光スポットは富山駅を中心にコンパクトにまとまっているので、 王道コースを効率よく巡れるのも魅力の一つです。
この記事では、はじめて富山市を訪れる方へ向けて、定番スポットや季節のイベントを紹介します。”押さえておきたい10のこと”をチェックして、旅の計画を立ててみませんか。
押さえておきたい10のこと 目次
行くこと
01. 光が降り注ぐ吹き抜け空間は圧巻
02. デイル・チフーリ《トヤマ・ミルフィオリ》2015年 H280×W940×D580cm, 富山市ガラス美術館所蔵
03. キラキラと光る外観が目印
建築美も必見!
富山を代表する
ガラスアートの殿堂
世界的建築家・隈研吾氏が設計を手がけた複合施設「TOYAMAキラリ」内にある「富山市ガラス美術館」は、ガラスのまち・富山を象徴するスポット。ニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2025年に訪れるべき52の場所」で富山市が選出された際に大きく紹介され、国内外から注目を集めています。館内では、現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏のインスタレーションをはじめ、国内外の現代グラスアート作品を常設展や企画展で展示。富山県産スギ材やガラスをふんだんに用いた建築美も見どころの一つ。公共図書館、カフェ、ミュージアムショップも併設しており、鑑賞の余韻に浸りながらゆったりとした時間を過ごせます。
カフェすること
01. 春には約200本の桜が咲き誇る
02. 「スターバックス コーヒー 富山環水公園店」
03. 冬は公園のシンボル・天門橋がライトアップ
世界一美しいスタバも!
街なかのオアシスで
のんびりカフェ時間
富山駅から徒歩約9分の「富岩運河環水公園」は、水と緑が美しく調和する憩いの場。穏やかな水辺を眺めながら、日常の喧騒を忘れるひとときを過ごせます。園内には“世界一美しい”と称される「スターバックス コーヒー」や、フランス料理の鉄人・坂井宏行シェフが監修するレストランもあり、カフェタイムに最適です。ドリンクを片手に芝生でくつろいだり、水面を眺めたりしているうちに、旅の疲れも癒されるはず。夜はイルミネーションが輝き、昼間とは異なるロマンチックな景色に。公園のほとりに佇む「富山県美術館」でアート鑑賞、「富岩水上ライン」(3月下旬〜11月運航)でクルージングなど、周辺観光もあわせて楽しめます。
歴史に触れること
01. お堀越しに見える「富山城」の天守閣
02. 四季折々に表情を変える和風庭園
03. 冬の雪景色は幻想的
富山城の歴史と
四季折々の自然にふれる。
まちなかの観光名所
富山の中心地にある緑豊かな「富山城址公園」は、戦国武将・佐々成政や富山藩主・前田家の居城であった「富山城」の跡地に広がります。石垣や水濠が往時の面影を残し、歴史を感じながら散策を楽しめます。お堀の水面に映る天守閣は人気の撮影スポット。春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節ごとに移り変わる景色も見どころです。城内は「富山市郷土博物館」として公開されており、築城からの歴史や城下町の歩みを知ることができます。最上階からは市街地や立山連峰を一望。園内の「まちなか観光案内所」では御城印やグッズも販売しており、観光の情報収集に立ち寄るのもおすすめ。歴史と四季折々の自然を一度に満喫できるスポットです。
乗ること
01. 富山駅を通過する近代的な車両
02. 「富山市ガラス美術館」へのアクセスも可能
03. 車窓から松川べりの桜並木も楽しめる
市内を走る路面電車。
車窓の景色を眺めながら
人気スポットを巡ろう
富山市内を移動するなら、「市電」の愛称で親しまれている路面電車がおすすめ。富山駅を中心に南北へ路線が広がり、市内観光の足として気軽に利用できます。車両はスタイリッシュな低床車両から、木の温もりを感じるレトロ車両まで新旧さまざま。車窓からは富山城址や立山連峰など、富山らしい景色を楽しめます。中心市街地をぐるりと周回する環状線は約28分で一周でき、人気の観光スポット巡りにも便利です。北へと向かう岩瀬浜方面に乗れば、北前船で栄えた風情ある町並みが残る岩瀬エリアへもスムーズにアクセスできます。路面電車に揺られながら、富山の穏やかな日常の風景にふれてみてはいかがでしょうか。
見ること
01. くっきりと稜線が見える景色は感動もの
02. 山肌がピンク色に染まる夕暮れ時
03. 市街地から望む山々
ベストシーズン/10月中旬〜5月頃雪景色を見るなら冬!
日常に溶け込む絶景
立山連峰を仰ごう
標高3,000m級の山々が連なる立山連峰。富山市内からもその雄大な姿を望むことができ、南東方向にまるで一枚の絵のような絶景が広がります。市内には多くのビュースポットがあり、眺める場所によって異なる表情に出会えるのも魅力です。雪景色が見られるのは、初冠雪の10月中旬から5月頃まで。特に雪の量が多い12月〜3月は美しさが際立ちます。ただし、冬の富山は曇りや雨雪の日も多く、貴重な晴れの日が絶好のチャンス。時間帯は12〜17時頃がおすすめで、夕方にはやわらかな光に染まる立山連峰を見られることも。事前に眺望の良さを確率で示す「立山眺望予報」をサイトでチェックして、ベストなタイミングで訪れてみては。
楽しむこと
01. 松川遊覧船で優雅にお花見クルーズ
02. 桜のトンネルを散策しよう
03. 夜はライトアップで幻想的に
ベストシーズン/4月上旬桜並木とイベントで
華やかに彩られる
春の富山を満喫!
富山市中心部を流れる松川べりは、春になると約2.5kmにわたって約500本のソメイヨシノが咲き誇る、まちなか屈指の桜スポット。「日本さくら名所100選」にも選ばれている桜並木を一目見ようと、春には多くの花見客で賑わいます。昼は桜と青空のコントラスト、夜はライトアップされた桜が水面に映る風景と、時間帯によって違った美しさを楽しめます。さらに、「松川遊覧船」で“桜のトンネル”をくぐるお花見クルーズもおすすめです。クルーズ後は、乗り場に併設された「松川茶屋」でひと息を。例年4月上旬には「全日本チンドンコンクール」も開催され、桜並木とチンドンの音色が富山の春を彩ります。
巡ること
01. 江戸から明治期に建てられた家屋が残る大町通り
02. 国の登録有形文化財「馬場家」
03. 近年は“美食の街”としても知られる
新スポットも続々!
北前船で栄えた
ノスタルジックな港町
富山市北部に位置する岩瀬は、江戸時代に北前船の寄港地として栄えた、ノスタルジックな町並みが残る港町。旧北国街道沿い(大町通り)には廻船問屋の屋敷や土蔵が今も並び、当時の面影を色濃く残しています。酒蔵や和菓子店など古くからの営みがある一方で、近年は歴史ある建物をリノベーションしたギャラリー、レストラン、クラフトビールパブ、酒蔵直営の唎酒店など新しい店が続々とオープンし、ますます注目を集めています。アクセスは富岩水上ラインや路面電車が便利で、移動時間そのものが小さな旅の楽しみに。静かでレトロな岩瀬のまちなみを歩きながら、お気に入りのスポットを見つけてみてはいかがでしょうか。
見ること
01. 秋の訪れを告げる風物詩
02. 町ごとに浴衣の色柄や唄の歌詞が異なる
03. 石畳が美しい諏訪町本通り
ベストシーズン/9月1日〜3日風情ある町並みで
優美な舞にうっとり。
幻想的な3日間
富山市が全国に誇る「おわら風の盆」は、およそ300年の歴史を持つ伝統行事。毎年9月1日から3日間、全国から20万人以上の観光客が訪れます。舞台となる八尾(やつお)は、ゆるやかな坂道に町家が並ぶ情緒あふれる町。期間中は通りに数千のぼんぼりが灯り、三味線と胡弓の哀愁漂う音色に合わせて、揃いの法被や浴衣に編笠をつけた踊り手が流し歩きます。「風の盆」という名は、台風シーズンと重なる9月初旬に豊作を祈り、風の災いがないよう願ったことに由来します。11の町それぞれで優美な舞が繰り広げられる幻想的な3日間。例年5月には曳山祭も開かれ、町の資料館や展示館では年間を通して伝統文化に触れることができます。
くすりのまちを巡ること
01.色も形もさまざまなガラスに出会える
02.「富山ガラス工房」の吹きガラス体験
03.丸薬作り体験もできる「池田屋安兵衛商店」
見て、触れて。
ガラスとくすりの
文化を体感しよう
「ガラス」「くすり」のまちとして知られる富山市。この2つは300年以上の歴史を持つ“富山の売薬”に由来し、深く結びついています。明治・大正期には薬を入れるガラス瓶の製造が盛んで、富山は全国トップシェアを誇りました。戦災で多くの工場が失われたものの、職人の技と魂は“ガラスの街づくり”へと受け継がれています。その象徴となる「富山市ガラス美術館」では現代アートの粋を堪能でき、「富山ガラス工房」では吹きガラス体験やショッピングも。「池田屋安兵衛商店」では富山の薬売り文化を見て・触れて・体験できます。ガラスとくすりのつながりに思いを巡らせ、このまちならではの奥深い物語を感じてみてください。
制覇すること
01. 寿司店の情報は「すしのまち とやま」でチェック
02. お土産にもおすすめの「ます寿し」
03. “富山湾の宝石”と呼ばれる白えび
寿司、ラーメン、
名物グルメまで。
富山の食文化を堪能!
豊かな自然のなかで独自の文化を紡いできた富山市は、食の魅力にあふれるまちです。寒ブリ、ホタルイカ、白エビなど、四季折々に富山湾で獲れる新鮮な魚介は、地元の寿司店で気軽に味わえます。郷土の味「ます寿し」は、脂ののったサクラマスと酢飯を重ねた伝統の押し寿司。駅弁としても親しまれており、旅のお土産にもぴったりです。戦後から受け継がれてきた「富山ブラックラーメン」は、醤油ベースの真っ黒なスープが特徴で、一度食べたらクセになる味わい。もつ煮込みうどんなど、地元民に長く愛されているB級グルメも見逃せません。個性豊かな飲食店を食べ歩いて、富山の”食”を制覇してみてください。