富山ブラックラーメンおすすめ10選

富山に来たらぜひ味わってほしいのが、ご当地ラーメンとして知られる「富山ブラックラーメン」。通称「富山ブラック」です。
真っ黒なスープの見た目とは裏腹に、醤油の旨みと深いコクがあり、一度食べるとクセになる味わいが魅力。発祥の地である富山市内には提供店が多数あり、元祖の味を受け継ぐ老舗から、現代風に進化を重ねる人気店まで、お店ごとに個性豊かな富山ブラックを楽しめます。
この記事では、富山市で富山ブラックラーメンを味わえるおすすめのお店を厳選して10店舗紹介します。旅の合間に食べ比べを楽しみながら、お気に入りの一杯を見つけてみてください。

「富山ブラックラーメン」とは?
富山ブラックラーメンは、戦後まもない1940年代後半、復興期の富山市で生まれたご当地ラーメンです。戦後の復興に携わる肉体労働者が汗をかいた後に塩分をしっかり補給できるよう、醤油を効かせた濃い味付けにしたのが始まりとされています。白ごはんやおにぎりと一緒に食べることを前提としているため、塩味と旨みの強いスープが特徴で、ネギや黒胡椒のアクセントも味の決め手です。
近年は、お店ごとに醤油ダレの仕込み方、麺の種類、トッピングなどに独自の工夫が加えられており、同じ富山ブラックでもそれぞれに異なる個性を楽しめるようになりました。伝統を守りながら進化を続ける富山ブラックは、地元の人々はもちろん観光客にも親しまれている、富山を代表するラーメンです。

濃厚でコクのある醤油ダレ

富山ブラックの醍醐味
西町大喜
西町本店
元祖・大喜創業の地で
富山ブラックの歴史を体感
富山ブラックの元祖として知られる「大喜」創業の地。諸事情により一時閉店したものの、復活を望む多くの声に後押しされ、新たなメンバーが暖簾を受け継いで「西町大喜」として再スタートを切りました。このラーメンの肝は、塩辛いメンマにあります。ご飯のおかずになるほど濃い味付けは、肉体労働者の塩分補給を目的としていた当時の名残を感じさせます。麺とトッピングを濃口醤油味のスープと豪快に混ぜることで塩味の角が取れ、三位一体の味わいに。粗切りネギと粗挽き黒胡椒も相まって、一度食べたら忘れられない力強さがある一杯です。富山ブラックの歴史を、ぜひライスとともに味わってみてください。

食べ比べを楽しむならまずはここ! 西町本店は「富山市ガラス美術館」すぐそば。駅構内のとやマルシェ店、郊外の二口店もあり。

ダルマヤラーメン
富山北代店
屋台時代から受け継がれる
濃口ながらキレのある「ヤング」
初代が食堂として創業し、屋台営業を経て1998年に店舗を構えた、3代続く正統派ラーメン店。同店の富山ブラックは通称「ヤング」。屋台時代に若者向けの裏メニューとして生まれた濃口の一杯が「ヤング」と呼ばれるようになり、富山ブラックという名が定着した今もその名が受け継がれています。黒さの秘密は、何度も煮詰めてつくる濃厚な醤油ダレ。豚のコクと醤油の旨みがぎゅっと凝縮され、後味はスッキリとキレがあります。自家製の中太手もみ麺がスープとよく絡み、クセになること必至。もう一つの看板「元祖」は食堂時代から続くあっさり系で、好みはほぼ半々に分かれるとか。あなたはヤング派?それとも元祖派?

広々とした座敷があり、子ども連れでも訪れやすいお店です。「ヤング」と「元祖」の中間の濃さもオーダーでき、好みに合わせた一杯を楽しめます。

チャーシューラーメン専門店
大喜 根塚店
地元で半世紀以上支持される
「チャーシューラーメン」
昭和50年代後半に創業し、富山市根塚町で一途にチャーシューラーメンを作り続ける「大喜 根塚店」。初代は大喜創業者の高橋是康氏のもとで修行し、暖簾分けして半世紀以上。11時の開店と同時に地元の常連客が一気に来店する光景が、その人気ぶりを物語っています。「チャーシューラーメン」は、濃いだけではないバランスの良さが自慢。深いコクとキレが共存するスープが持ち味で、麺が隠れるほどたっぷりのった薄切りチャーシューも食べ応え十分。富山米のライスとのセットが定番で、レンゲを使わず丼から麺を豪快にすするのも元祖から受け継ぐスタイルです。富山の人々の記憶に刻まれてきた味を堪能してください。

一見すると和食店のような上品な店構えで、女性のお客さんも入りやすい雰囲気です。通し営業なので、観光の合間に気軽に立ち寄れます。

ラーメン一心
富山駅前本店
素材の味で真っ向勝負!
飲み干したくなるコク旨スープ
1997年より富山駅前で店を構える「ラーメン一心」は、化学調味料無添加・自家製麺のラーメンを提供する人気店。一心のブラックは、とにかく素材の味で真っ向勝負。味の決め手となるのが、地元の醤油蔵が3年かけて発酵・熟成させた濃口醤油です。大豆の甘みと小麦の香ばしさが際立つ極上の醤油でチャーシューを煮込み、さらに煮詰めて仕上げるタレに、鶏ガラベースのスープを合わせます。醤油の豊かな風味が生きた奥深い味わいは、身体にじんわりと染みわたり、最後の一滴まで飲み干したくなるほど。黄金色に輝く煮卵や食感の異なる2種類のチャーシューなど、トッピングにも店主のこだわりが光ります。

一番人気のブラックのほか、越後味噌、氷見煮干、太縮れ麺のまぜそばなどメニューも豊富。素材にこだわり抜いた一杯をご賞味あれ。

麺家いろは
CiC店
魚醤の香りと旨みがたまらない
富山ブラックの火付け役
富山ブラックを全国に広めた立役者として知られる「麺家いろは」。日本最大級のラーメンの祭典「東京ラーメンショー」では、5度にわたって売上数1位に輝いた前人未到の記録を持つ実力店です。駅前ビル内にあるCiC店は、富山駅南口から地下道直結で徒歩約3分という好立地で、県内外からご当地の味を求めて来るお客さんで賑わいます。「富山ブラック黒醤油らーめん」は、真っ黒なスープから立ちのぼる魚醤の香りが食欲を刺激。一口すすれば見た目に反したまろやかさにまず驚き、食べ進めるほどに奥深い魚介の旨みが口いっぱいに広がります。キレの良さと深いコクは、まさに富山ブラックの真骨頂です。

お店の味を自宅で再現できる持ち帰り用の袋麺もあり。富山湾の宝石・白えびを贅沢に使った「白エビだし塩らーめん」は、ブラックに次ぐ人気の一杯!

まるたかや
駅前店
甘じょっぱさがクセになる
富山を代表する老舗のブラック
昭和27年、屋台から始まった老舗「まるたかや」。ラーメン激戦区といわれる富山で、3代にわたってその名を轟かせてきました。富山のソウルフードとして親しまれている「まるたかやラーメン」をベースにした「ブラックラーメン」は、新たな名物として急成長中。豚骨醤油スープにオリジナルの黒蜜醤油を加えてコク深く仕上げた一杯は、独特の甘じょっぱさがクセになります。麺は太麺に変更(+110円)がおすすめ。さらに卓上の背脂揚玉、無臭おろしニンニクをお好みで加えれば、自分好みの味に仕上がります。まるたかやラーメンとのハーフ&ハーフもぜひお試しを。深夜まで営業しており、気軽にちょい飲みできるのも魅力です。

富山市内は駅前店のほか、牛島本店、新庄店、豊田店、赤田店の計5店舗。お一人様から家族連れまで、あらゆるシーンで利用できます。

富山ブラックラーメン
中嶋
初代大喜の味を忠実に守る
正統派ブラックラーメン
「中嶋」の初代・中嶋修三さんは、富山ブラックの元祖・大喜で創業者のもと修行を積んだ直弟子の一人。居酒屋でひっそりと提供されていた知る人ぞ知るラーメンの味を守るべく、2025年2月、現店主の上田さんがブラックラーメン専門店として継承しました。味の要は、3か月以上かけて仕込む秘伝の醤油ダレ。キリっとした味わいと漆黒の美しい見た目には、伝統に誠実に向き合う姿勢が表れています。元祖・大喜と同じ製麺所の中太ストレート麺に、卓上のブラックペッパーをお好みでかけるスタイルまで当時を忠実に再現。店主が何としても残したかったという真のブラックは、まさに必食の価値ありです。

まず味わってほしいのは昔ながらの濃口「富山ブラックラーメン」。濃さをおさえて食べやすくした「モダンブラック」もあります。

リッチー酒場
まるぜん
昭和から平成の味を今に伝える
名物「だいき」が復活!
創業90年超、そば屋として親しまれてきた「まるぜん」。2025年11月から4代目のリッチーさんが居酒屋として再始動し、3代目の窪田憲修さんから引き継いだ富山ブラック「だいき」を提供しています。窪田さんは昭和から平成にかけて元祖・大喜で働いた経歴の持ち主。リッチーさんが亡き義父のレシピを再現した一杯は、伝統を感じさせる重厚な味わい。自家製の太ちぢれ麺がスープを抱き込み、粗切りのネギとチャーシューもよく合います。戦後の混乱期に卓上の胡椒が盗まれないようあらかじめ振って出すようになったという逸話も、味の深みを引き立てるスパイスです。時代を超えて愛される「だいき」を楽しんで。

お店では、リッチーさんの出身地・オーストラリアの料理も楽しめます。「だいき」だけの利用も歓迎。お酒のお供や〆にもぴったりです。

居酒屋
猫八
ランチにも、飲みの〆にも
居酒屋のマイルドでやさしい一杯
富山市千石町通り商店街にある「猫八」は、ラーメンと焼きそばを看板に掲げる居酒屋。昼から夜まで通しで営業しており、食事はもちろん、明るい時間からお酒も楽しめる気軽な雰囲気が人気です。「金泉醤油ラーメン」は、店主の藤江さんが修行した市内の居酒屋「金泉」と同じレシピで作る一杯。出汁が効いた甘めでマイルドなスープは、居酒屋らしく飲んだ後の〆にもぴったりのやさしい味わいです。一方で、肉厚のチャーシューとゴロッとした角切りメンマ、たっぷりのネギが富山ブラックらしい力強さをしっかりと主張。ラーメンと同じ特注麺で香ばしく焼き上げる「焼きそば」も、ぜひ味わっておきたい一品です。

11:30〜14:00のランチタイムは味玉のうれしいサービスも。14:00以降はおつまみメニューが加わり、居酒屋として楽しめます。

居酒屋 猫八
| 住所 | 富山市越前町3-15 |
| 営業時間 | ランチタイム11:30〜14:00、居酒屋タイム14:00〜22:00(フードLO20:45) |
| 定休日 | 水曜、ほか不定休あり ※Instagramで営業日を要確認 |
ガッツリ!えびすこ
ガツンと濃い醤油と黒胡椒の
パンチが響く富山ブラック
「ガッツリ!えびすこ」は、富山駅の目の前という好立地でボリューム満点のメニューが味わえる人気店です。名物の「富山ブラック」は、数種類の醤油をブレンドした真っ黒なスープが特徴。醤油の濃さと、黒胡椒のパンチが鮮烈に響く一杯です。手切りのチャーシューなど、たっぷりのトッピングはまさに“ガッツリ”。お好みでスープ割りもできるので、ブラックラーメン初心者でも安心して挑戦できます。さらに、生卵を追加して「月見ブラック」にするのが通の楽しみ方。溶き卵に麺やチャーシューを潜らせれば、すき焼きのような濃厚かつマイルドな味わいに変化します。富山ブラックを「つけ麺」で堪能できる進化系メニューも見逃せません。

朝9時から深夜まで営業しているので、電車の待ち時間にサクッと立ち寄れます。旅の締めくくりにもう一杯、富山ブラックを味わってみては?







































































