富山お土産ガイド特集
豊かな山海の幸に恵まれ、独自の産業や文化が息づく富山市には、思わず手に取りたくなる魅力的なお土産が数多くあります。
名物のます寿しやかまぼこといったご当地の味覚をはじめ、長い歴史の中で受け継がれてきた上品な和菓子、職人の技が息づく伝統工芸品、そして“くすりのまち富山”ならではのアイテムまで、その種類は実にさまざまです。
この記事では、富山駅周辺や人気の観光スポットで購入できる富山のお土産を、定番からおしゃれな一品まで幅広く紹介します。旅の思い出に、自分へのご褒美に、大切な人への贈り物に。富山らしさが詰まった、とっておきの一品を手に取ってみてください。


富山の味覚
富山ならではの味と食文化をお土産に

食べ比べも楽しい富山名物
ます寿し
江戸時代から続く富山の郷土料理「ます寿し」は、木製の丸いわっぱに笹を敷き、塩漬けのマスと酢飯を重ねて作る押し寿司です。マスの厚みやレア感、酢の風味、押し具合などは店ごとに異なり、個性豊かな味わいが楽しめます。富山市内には20軒以上の専門店があり、多くの市民がお気に入りの一軒を持っているといわれています。食べ比べチャートやます寿し店の紹介記事を参考にしながら、ぜひ自分好みのます寿しを見つけてみてください。
富山のお土産といえばコレ! 土産店や専門店で購入でき、賞味期限は2〜4日程度が一般的。常温で持ち帰り可能なのも安心です。
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酒の肴やご飯のお供に
ほたるいかの沖漬け/素干し
春の富山湾を代表する味覚といえば「ほたるいか」。富山湾で水揚げされるのは産卵期を迎えたメスが多く、身が大きくふっくらとしているのが特徴です。そんなほたるいかを丸ごと醤油ベースのタレに漬け込んだ「沖漬け」は、つるりとした食感でごはんやお酒が進みます。「素干し」は軽く炙って食べるのがおすすめ。外は香ばしく、中から濃厚なワタがジュワッとあふれます。磯の香りを閉じ込めた、富山ならではの珍味をぜひ味わってみてください。
素干しは軽くて持ち運びにも最適。イカの塩辛にイカスミを加えて漬け込んだ「黒作り」も富山の珍味として知られています。

上品に香る富山湾の宝石
白えびせんべい
「富山湾の宝石」と称される白えびは、透き通るような美しさと上品な甘みが特長。漁が行われているのは世界でも富山湾だけという希少な存在です。「白えびせんべい」は、白えびを贅沢に生地に練り込んで焼き上げた銘菓。パリッと軽やかな食感と、口いっぱいに広がる香ばしい風味を楽しめます。姿をそのまま残したものや、パウダー状にして旨味を凝縮したものなどバリエーションも豊富。おやつにもおつまみにもなる、富山を代表する人気のお土産です。
富山土産の定番として親しまれるお菓子。個包装タイプは配りやすく、商品によって数か月ほど日持ちするのもうれしいポイントです。
食卓を彩る富山の食文化
かまぼこ
富山の食卓に欠かせない名物といえば、かまぼこ。なかでも全国的にも珍しいのが「赤巻きかまぼこ」です。渦巻き模様が愛らしく、食卓に彩りを添えてくれます。また、昆布の消費量が多い富山ならではの「昆布巻きかまぼこ」も定番。さらに、鯛、鶴亀、季節の絵柄などをかたどった華やかな「細工かまぼこ」は、婚礼や節句など特別な日の贈り物として重宝されてきました。見て楽しく、食べておいしい、富山が誇るかまぼこ文化をお楽しみください。
そのままはもちろん、おつまみにも料理にも使える万能なかまぼこ。富山駅直結の「とやマルシェ」には専門店が複数出店しています。

旨みを閉じ込めた郷土料理
昆布締め
江戸時代に北前船が運んできた北海道産の昆布と、富山湾の豊かな海の幸が出会って生まれた郷土料理「昆布締め(こぶじめ)」。魚を昆布で挟んで寝かせることで、余分な水分が抜け、昆布の旨みが身に染み込みます。サス(カジキマグロ)をはじめ、タイ、ヒラメ、ブリなど、季節や店によっていろんな魚種が使われます。白えびはおぼろ昆布で挟むのが定番で、そのとろけるような味わいは格別。お刺身とはひと味違う、富山ならではの逸品です。
冷蔵庫がなかった当時は生魚を保存する手段だったそう。お土産用には冷凍の商品が多く、富山の海の幸を手軽に自宅で味わえます。

富山の水と米が生む味わい
富山の地酒
富山市内には「桝田酒造店」「富美菊酒造」「吉乃友酒造」「福鶴酒造」「玉旭酒造」の5つの酒蔵があり、地元の良質な水や米を生かした地酒が造られています。芳醇でふくよかな香りの純米酒、すっきりとした飲み口の吟醸酒、季節限定のひやおろしやしぼりたてなど、その味わいはさまざま。伝統と革新が共存する個性豊かな銘柄は、全国の日本酒ファンからも高く評価されています。飲み比べて、お気に入りの一本を見つけてみてください。
富山の和菓子
ほっとする、やさしい甘さのおもてなし

立山杉のように年輪を刻む
杢目羊羹
創業160年の歴史を持つ鈴木亭で受け継がれている代表銘菓「杢目羊羹(もくめようかん)」。切り分けると現れる繊細な木目模様が目を引く一品です。富山県の県木・立山杉の年輪を白あんと小豆あんで表現しており、どこを切っても美しい模様を楽しめます。やわらかくきめ細やかな口当たりと、上品ですっきりとした甘さも格別。“年輪を刻む”という縁起の良さから贈答品としても人気。種類豊富な味が揃う「ミニサイズ羊羹」もあります。
鈴木亭 本店、大和 富山店、ファボーレ、富山空港、おみやげ処富山、ととやま、地場もん屋、市内スーパーマーケット ほか
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からだにやさしい甘さ
麦芽水飴
江戸時代より富山の地場産業である薬とともに作られてきた「麦芽水飴」。かつては苦味の強い薬を飲みやすくするために使われていました。島川あめ店では砂糖を使わず、麦芽とでん粉を富山の清らかな水でじっくり炊きあげる、360余年前の創業当時から変わらぬ製法を守り続けています。そのまま舐めるのはもちろん、トーストに塗ったり、飲み物や料理の甘み付けに使ったりと幅広く活躍します。手軽な「スティック水飴」も好評です。
島川あめ店、大和 富山店、富山空港売店、ととやま、D&DEPARTMENT TOYAMA、富山市ガラス美術館 ほか
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おめでたい手詰め最中
とやま鯛もなか
「とやま鯛もなか」は、富山の和菓子処・引網香月堂が生んだ富山銘菓。瓶詰めの自家製粒あんと鯛の形をした最中皮がセットになっています。富山で古くから縁起物として親しまれてきた鯛を、4代目店主・引網康博さんが上生菓子で用いる「跳ね鯛」の図案をもとにデザイン。食べる直前にあんを詰めるスタイルで、最中皮のパリパリの食感と香ばしさ、小豆の豊かな風味を楽しめます。日持ちは30日と長く、手土産やお祝いにもぴったりです。
引網香月堂 古沢本店、おみやげ処富山 ほか
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世代を超えて愛される富山銘菓
富也萬
スイーツ専門店・リブランが手がける富山銘菓「富也萬(とやまん)」。香ばしいパイ生地でなめらかなさらし餡を包み、釜でじっくり焼き上げた和洋折衷のお菓子です。小豆本来の風味を生かしたあっさりとした甘さと、サクッとしたパイ生地のハーモニーが絶妙。バニラが香るミルキーなクリームを詰めた「生富也萬」、富也萬と並ぶ人気銘菓「甘金丹(かんこんたん)」もおすすめ。子供から大人まで、幅広い世代に愛される定番の富山土産です。
リブラン各店(富山市内12店舗)ほか
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淡雪のように儚い口どけ
月世界
うさぎと月が描かれたパッケージが目印の、富山を代表する銘菓「月世界」。暁の空に浮かぶ月影を思わせる見た目からその名が付けられました。材料は新鮮な鶏卵と、和三盆と白双糖を煮詰めた糖蜜というごくシンプルなもの。口に運ぶと、サクッとした心地よい歯ざわりのあと、淡雪のようにふわりと溶ける上品な甘みを楽しめます。日本茶だけでなく、紅茶やコーヒーとも相性抜群。お気に入りの飲み物と一緒に、ゆったりとティータイムをどうぞ。
月世界本舗、おみやげ処富山、とやマルシェ、大和富山店、ファボーレ、富山空港売店、ととやま、アピタ各店
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子鹿模様の愛らしいお菓子
鹿の子餅
1960年創業、富山不破福寿堂の「鹿の子餅(かのこもち)」。雪のように真っ白なお餅に、金時豆を子鹿の模様に見立ててあしらった愛らしい生菓子です。富山県産の新大正餅米を使った餅は、しっかりとしたコシがありながらも驚くほど軽やかな口どけ。その食感は、立山連峰に舞う雪を彷彿とさせます。中に散りばめられた金時豆は、菓子職人が3〜4日かけてじっくりと蜜を含ませています。鹿の子餅を一筋に作り続ける名店の味わいをぜひ。
富山不破福寿堂、とやマルシェ、富山空港売店 ほか
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伝統工芸・雑貨
旅の記念に、大切な人への贈り物に
作家の個性が光るガラス作品
ガラス作品
ガラスのまちとして知られる富山には、100名を超えるガラス作家が制作拠点を構えています。特定の技法にとらわれない自由な発想で、作家の個性が光るオリジナル作品が日々生み出されています。器、花瓶、アクセサリーなど日常で使える実用的なものから、オブジェのような鑑賞作品まで、形も色も用途もさまざま。うっとりするような素材の美しさと、手づくりならではの温もりが魅力です。旅の記念や、自分へのご褒美に選んでみてください。
富山ガラス工房、富山市ガラス美術館 ほか
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素朴で温かみのある民芸品
とやま土人形
「とやま土人形」は、富山の産業・風俗・伝統を映した手づくりの民芸品です。粘土を型に入れ800度で素焼きした後、丁寧に絵の具で彩色され、一つひとつ味わい深い表情を見せます。招き猫や干支などの縁起物から、富山ならではの祭りや文化をモチーフにしたものまで、その種類は実に多彩。江戸時代末期から続く伝統技法は、「とやま土人形伝承会」の手によって大切に守られています。素朴で温かみのある土人形の魅力を、手にとって感じてみてください。
とやま土人形工房、ととやま ほか
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生活に彩りを添える和紙製品
八尾和紙
富山市八尾町に伝わる伝統工芸「八尾和紙」。現在は、1960年創業の桂樹舎(けいじゅしゃ)が唯一その技術を受け継ぎ、製造を続けています。手漉きで作られる和紙は、紙とは思えないほどの丈夫さと独特の風合いが魅力。型紙を使って模様を染める「型染め」の技法により、鮮やかな色合いが印象的な民藝調の製品が生み出されています。名刺入れやブックカバーなど、使い込むほどに味わいが増す和紙製品は、日々の生活に彩りを添えてくれます。
桂樹舎・和紙文庫、D&DEPARTMENT TOYAMA、ととやま ほか
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冠雪した立山連峰が涼を運ぶ
立山連峰 扇子
標高3,000m級の峰々が連なる雄大な立山連峰。北の毛勝三山から南の薬師岳まで、屏風を広げたように続く山並みは富山が誇る絶景です。その景色をデザインした「立山連峰 扇子」は、もともと富山市のノベルティ(非売品)として制作されたもの。SNSで商品化を望む声が多数寄せられ、商品化が実現しました。冠雪した立山連峰を描いた涼やかな扇子で、山々の名前と標高も記されています。箱付きなのでお土産やプレゼントにもおすすめです。
富山市まちなか観光案内所(富山城址公園内)
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くすりグッズ
富山のくすり文化を身近に感じるアイテム

食べ比べも楽しい富山名物
レトロパッケージの小袋薬
家庭に薬箱を設置し、使った分の代金を後日支払う「置き薬(配置薬)」の文化で知られる富山。漢方、風邪薬、胃腸薬などが使い切りサイズになった「小袋薬」は、家庭での常備にも持ち歩きにも便利で、旅行中の急な体調不良にも安心です。昔から変わらないレトロなパッケージは、近年「かわいい」と再注目されています。薬の効果・効能はもちろん、だるまや熊などのモチーフが描かれた懐かしいデザインにも注目してみてください。
池田屋安兵衛商店 ほか
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昭和レトロな薬用入浴剤
パパヤ桃源
1955年に五洲薬品が発売して以来、70年以上愛される薬用入浴剤。有効成分が温浴効果を高めて血行を促進し、疲労回復、肩こり、冷え症など17の諸症状に効果・効能があります。商品名の由来でもある「パパイヤ」から抽出したパパイヤ酵素を配合。ジャスミンをはじめ、ユズ、森林など多彩な香りと湯色を楽しめます。昭和レトロな缶や袋のパッケージも人気。お土産にして、お家で旅の疲れをゆっくり癒してみてはいかがでしょうか。
水と入浴剤専門店 GOSHU(とやマルシェ内) ほか
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銭湯でおなじみの黄色いアイテム
ケロリングッズ
富山で誕生し、100年の歴史を持つ解熱鎮痛薬「ケロリン」。その広告として生まれた「ケロリン桶」は、昭和38年(1963年)から全国の銭湯に普及し、昭和の銭湯文化を象徴するアイコンとなりました。現在はタオル、バスマット、サウナハット、キーホルダー、くすりばこなど幅広いグッズが展開されるほか、人気キャラクターとのコラボ商品もあります。歴史ある薬ブランドの遊び心が詰まった、黄色いアイテムを旅の記念にどうぞ。
とやマルシェ、ととやま、ファボーレ(ヴィレッジバンガード)ほか
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